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コラム詳細

「ホットフラッシュかと思ったら…原因はニンニクの食べ過ぎ?」〜東洋医学の食薬観から学ぶ体との付き合い方〜

2025/07/16精神・自律神経疾患

🔸ご相談内容

最近、「体が急に火照る」「汗が止まらない」「夜も寝苦しい」などのご相談が増えています。

ある患者さんは「ホットフラッシュかもしれない」けど一日身体が熱いから違うんじゃないかと当院を受診されました。 更年期によく見られる症状ですが、お話を丁寧に伺うと、その方は最近

👉ニンニクをたっぷり使った料理を連日食べていた

とのこと。

しかも、1日に10片ほどを4日間続けて食べていたそうで、ご本人も「ここまで体が火照るのは初めて」と驚いていらっしゃいました。

実は、これが“のぼせ”や“火照り”の大きな原因になっていたのです。



 

🔥ニンニクは体に熱をこもらせる?

東洋医学では、ニンニクは非常に熱性が強い「下薬(げやく)」に分類されます。
食べすぎると体内に熱がこもり、「のぼせ」「火照り」「寝汗」「イライラ」などの症状を悪化させる要因になるのです。

 

🍀食材にも「薬の格」がある? 〜上薬・中薬・下薬の考え方〜

『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』という東洋医学の古典では、薬草や食材を以下のように分類しています。

区分 意味 食材例
上薬(じょうやく) 毎日摂ってよい、体を養う 山芋、ナツメ、黒ごま、クコの実、ハトムギなど
中薬(ちゅうやく) 状態に応じて使う 生姜、味噌、葱など
下薬(げやく) 効果が強く、使いすぎ注意 ニンニク、唐辛子、附子、大黄、酒など

ニンニクは、強力な薬効を持ちますが、体質や量、食べ方を間違えると“毒にもなる。と考えられてきました。


🧠東洋医学的な原因の考察

この患者さんの場合、もともと陰虚体質(うるおい不足、のぼせやすい、寝汗が出やすい)がベースにあり、
そこに
ニンニク(熱性・下薬)を連日多量に摂取
したことで、内熱が過剰になり症状が引き起こされたと考えられます。


💉実際の治療内容

当院では以下のような治療を行いました:

  • 胃腸の熱を冷まし、気の巡りを整える施術

  • 陰を補い、体内の余分な熱を冷ます「清熱」の鍼灸治療

  • 三陰交・太谿・内関・中脘・足三里などのツボを使用

➡️ 治療直後に「体の熱さがスッと引いた」と実感されました。
その後も再発はなく、のぼせ感・イライラも落ち着いています。


☝️まとめ:健康食材でも「体質」と「量」で毒になる

  • ニンニクは体を温め、血流を促す優れた作用があります

  • しかし陰虚体質やのぼせ体質の人が、連日・大量に摂ると悪化要因に

  • 東洋医学では、食べ物も薬として扱い、「体質に合った食事」が大前提

     

    🌿院長よりひとこと

    食材も“効けば良い”ではなく、「今の自分に合っているか」が大事です。
    自分に合った食事や生活を意識していくだけでも、体はしっかり変わっていきます。
    「なんとなく不調」や「ホットフラッシュかも?」と思ったら、お気軽にご相談ください。

りしん東洋医学治療院

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