気にせず楽しいひと時を・・・
「頻尿・夜間頻尿」の治療における3つの強み
東洋医学による五臓弁証
当院は、東洋医学の五臓「肝・心・脾・肺・腎」をベースに診断と治療を行います。
頻尿の多くは腎の異常によって発症します。腎は「精」を蓄え「排尿」をコントロールし、「精」は生命力として考えられ不足すると老化現象によって「頻尿や夜間頻尿」の症状がでます。また東洋医学には「三焦」と呼ばれる器官があり、排尿に大きく関係してきます。
当院では、身体の水分代謝に関わる全ての器官を確認して、「頻尿や夜間頻尿」を治療します。特に過活動膀胱に対して、はり・きゅう治療は非常に有効です。
正確な経穴(つぼ)の刺激と舌診の変化
「頻尿・夜間頻尿」は身体の状態は舌(ベロ)に反応として現れます。
異常のある五臓は経絡を通じて身体の「頭、腕、足、体幹」など様々な箇所に経穴(ツボ)として現れます。つぼ取り方は、範囲が広くわかり易いものから、範囲が狭く微妙な温度差でしか分かりにくい、ツボもあります。
当院ではツボを丁寧に正確とるよう心がけており、正しいツボを刺激することで五臓の素早い改善につながります。すると舌の状態は次第に変化します。当院は身体の変化が症状の改善になると考えております。
仙骨骨膜刺激による治療
膀胱を取り巻いている3つ神経は頻尿などに関係しています。
①下腹神経は無意識に動く筋肉でおしっこを止めます。
②骨盤神経は無意識に働く筋肉でおしっこを出します。
③陰部神経は自らの力でおしっこを一時的に止めれます
これら3つの神経は仙骨から膀胱に繋がるり仙骨骨膜刺激を行う事で神経の興奮を鎮め、又は、神経の働きを興奮させたりと、神経の働きを正常化させます。特に、骨盤神経が優位になり頻尿になる方が多く骨膜刺激の治療は非常に効果があります。当院は、骨膜刺激による治療を得意としておりますので、頻尿・夜間頻尿でお悩みの方はご相談ください。
夜間頻尿で目が覚める
夜間頻尿について
夜間頻尿とは、就寝中に排尿のために1回以上起床しなければならない症状のことです。当院に来院される方の中には夜中に5回も起床して深い眠りに入ることができず日中は常に眠たいという症状を訴えます。
夜間頻尿には「多尿」、「蓄尿障害」、「睡眠障害」の3つに分類でき、複数が同時に出ることもあります。
特に多いのは畜尿障害の「過活動膀胱」で中枢神経障害や前立腺肥大、尿道閉塞など色々とありますが、原因不明のものが1番多いとされています。長期にわたり夜間頻尿がある方は睡眠不足によって免疫力を低下し、病気を発症させるリスクを高まり早めの治療をお勧めします。
【多尿】
健康成人の尿量は、個人差ありますが1,000ml〜2,000ml程度です。1日のおしっこの量が3,000ml以上に増えた場合に疾患を疑います。多尿になるとトイレが近くなるので、頻尿と多尿の区別が難しくなります。
多尿:一日の尿量が多くてトイレに頻繁にいく。(一回の量が多い)
頻尿:一日の尿量は平均でトイレに頻繁にいく。(一回の量が少ない)
他の症状としては、口の渇きがあり、水分を多く取ることで多尿となります。糖尿病では糖につられて大量の水が尿となって出てきますので、脱水傾向となり喉が渇いて大量の飲水をすることになります。まず、大事なのは、飲水の管理が大事です。水やジュース類、アルコールやカフェインなどの夜間摂取を制限します。また、散歩などの適度な運動をおこなうことが改善の近道となります。
【蓄尿障害】
蓄尿障害とは、膀胱が必要な量の尿を貯められない状態のことです。原因としては、「過活動膀胱、膀胱炎、前立腺肥大症」などがあります。
過活動膀胱 =少ないおしっこの量で膀胱いっぱいと反応してしまう。
膀胱炎 =女性に多い冷え性から抵抗力が低下し炎症をおこす。
前立腺肥大症=尿道の通り道が狭なりおしっこが通らずチョロチョロとしかでない。
【睡眠障害】
不眠にもかかわる睡眠障害は、眠りが浅いために何度も目が覚めてしまい、目覚めるたびに排尿をしなければ寝られない状態となります。これは頻尿がメインではなく、目が覚めてしまうと何となく「トイレに行こう」と思っていきます。ですから当院では、トイレで目が覚めたのか?目が覚めてとりあえずトイレに行くのか?の確認します。
それにより治療方針が全く変わりますので、患者さんご自身がしっかりと自分の状況を把握して頂く必要性がります。その他には「睡眠時無呼吸症候群」や「うつ病」、リラックスした状態になると脚に違和感を覚える「むずむず脚症候群」などがかかわっていることがあります。心当たりがある方は不眠症については当院のページを見て頂けたらと思います。